ソリューション

仮想化ソリューション

仮想化ソリューション

昨今のクラウド化に対応すべく、仮想化技術をベースとして、システム基盤技術を提供致します。搭載するサービスに応じて、システム基盤をサーバ、ネットワーク、ストレージの観点から最適な組み合わせを選定し、設計、構築、運用の様々なフェーズにて対応致します。

我々が考える仮想化ソリューションに対応できる技術者を以下として定義しており、教育しております。

仮想化ソリューション=サーバ技術+NW技術+ストレージ技術+仮想化技術

▪️サーバ技術

UNIX、Linux、WindowsとマルチベンダのOSに対応し、搭載するサービスに合わせた冗長化技術を提供します。

[サービス(デーモン)]
Active-Stanby、Active-Active
[ネットワーク]
仮想IP、チーミング
[データ]
レプリケーション、共有ディスク

上記3つの観点でそれぞれの冗長化手法を考え、搭載するサービスに最適なインフラ技術を提供致します。

▪️NW技術

ブレードサーバ上の仮想化環境を意識し、L2、L3技術を持って、仮想化内NWと物理NWとのつながりを設計、構築致します。また、クラウドが進む中、FWなども仮想化環境内に含まれるので、サーバ技術者と言えども、ネットワーク知識も有します。

[L2技術]
VLAN、Trunk、STP、EtherChannel
[L3技術]
HSRP/VRRP、OSPF、EIGRP
[L4技術]
FW

▪️Storage技術

FC/iSCSI等の接続方式、スナップショットを利用したバックアップ構成、最近では、シン・プロビジョニングに対応したStorageもでてきていますので、効率よく、無駄のないディスク構成を設計・構築致します。

▪️仮想化技術

仮想化における冗長化と、ゲストOSによる冗長化を、サービスによって使い分け、最適な方法を提供致します。

[仮想化における冗長化]
ライブマイグレーション、HA、FT

また、サーバ仮想化のみならず、デスクトップ仮想化や、アプリケーション仮想化にも対応し、マルチベンダの仮想化環境を提供致します。

マネージメントソリューション

マネージメントソリューション

SNMP・MIB・Syslogをはじめとする標準化技術を大事に捉え、ITILの考え方に基づく運用システムおよび運用基盤の設計・構築・運用サービスを提供します。

これに則り、弊社のソリューションを方程式として以下に定義します。

«ソリューション方程式»
-------------------------------------------------------
{ITIL思想}+{運用システム設計}+{運用基盤技術}
-------------------------------------------------------

また、ソリューション方程式に則った弊社の総括技術を方程式として以下に定義します。

«技術方程式»
-------------------------------------------------------
{サーバ技術}+{ネットワーク技術}+{運用技術}
-------------------------------------------------------

上記方程式の各技術の詳細は以下になります。

▪️サーバ技術

[サービス]
Web、DNS、MAIL、FTP、DHCP、Proxy …etc
[OS/ソフトウェア]
パッチ、パッケージ
[冗長化]
RAID技術 − ストライピング、ミラーリング、パリティ …etc
通信冗長化 − Teaming、Bonding、IPMP …etc
HAクラスタ − フェイルオーバー、データミラー …etc

▪️NW技術

[L2〜L4技術]
L2 − VLAN、Trunk、STP、Channel …etc
L3 − ACL、RIP、OSPF、EIGRP、HSRP、VRRP …etc
L4 − TCP、UDP、ポート通信、FW …etc

▪️運用技術

[運用]
・ITIL
・システム運用設計
 正常時運用 − 週次、月次、年次 …etc
 障害時運用 − サービス切替・縮退 …etc
・監視 − ログ監視、プロセス監視、死活監視、リソース監視、ネットワーク監視 …etc
・ジョブ − Shell/bat、バックアップ、ジョブ配布 …etc

マネージメントソリューションの内容を以下に記載します。

▪️運用システム設計

監視
「システム運用=サービス提供」の維持継続に向けて、昨今の複雑なマルチベンダー環境(物理/仮想)を一括で監視可能とし、SLAや業務運用要件に則った障害予防・早期復旧を実現する監視システムを設計します。

  1. ログ監視
    サーバ/ネットワークインフラ共に、Syslog、ファシリティ/レベル、検知対象メッセージなどの観点から障害予防・検知を図ります。
  2. プロセス監視
    業務運用要件から監視対象サービスを選定し、障害検知を図ります。
  3. 死活監視
    サーバ/ネットワークインフラ共に、機器の状態を定常監視し、障害発生箇所の特定を迅速に行える監視環境を実現します。
  4. リソース監視
    CPU、メモリ、ディスクなど物理リソースの使用率をモニタリングし、サーバやアプリケーションの機能停止の予防、長期間のシステム負荷状況の把握や、リソースの分配・増強を実現します。
[対象プロダクト]
HP Software、Tivoli TEC/ITM、JP/IM・PM

ジョブ
バックアップ、メンテナンス、アプリケーション制御、他システムとのデータ連携など、業務運用における必要処理の効率化が課題となっています。弊社は、以下の観点で最適なジョブ設計を行い、この課題を解決します。

  1. バックアップ時のPre/Post処理や、インフラメンテナンスなどの自動化を目的とした「Shell/bat」の開発・実装
  2. システムの週次/月次/年次運用を考慮したスケジューリング計画
  3. システム業務処理の自動実行を、「共通基盤によるジョブフロー設計」、「OSのジョブ/タスクスケジューラ」という様々な技術的視点を用いて包括的に設計
[対象プロダクト]
JP1/AJS、Tivoli/TWS、HP/JobCenter、Systemwalker、Shell/bat

バックアップ
バックアップは、システム運用の重要課題の一つです。適切に戻せるバックアップ設計により、高いシステム保全性を実現します。

  • バックアップ
    ・データ選定 − 様々なデータの種類を考慮したバックアップ対象データの選定
     ex) APデータ、OSシステムデータ、データベース(インスタンス、REDOログ)
    ・バックアップ手法 − 業務サービスのオンライン/オフラインを考慮したバックアップ方式
     ex) フル、差分、増分
    ・スケジューリング − 業務運用要件に則ったバックアップ計画
  • リストア
    ・RTO(Recovery Time Objective)目標復旧時間
    ・RPO(Recovery Point Objective)目標復旧時点
[対象プロダクト]
Netbackup、Netvault、BackupExec、Tivoli/TSM、ARCServe

▪️運用管理

運用基盤技術
運用対象基盤として各種サーバ/ネットワークインフラの技術サービスを提供します。

  1. サーバインフラサービス
    マルチプラットフォームのサーバインフラを設計〜運用まで行います。
    【プラットフォーム】
    WindowsServer各種、Redhat Linux、Solaris、AIX、HP-UX
  2. ネットワークインフラサービス
    様々なネットワークアプライアンス機器を設計〜運用まで行います。
    【アプライアンス】
    Cisco、Extreme、F5、Juniper、Allied Telesis

運用改善
アプリケーションの意識とプロダクトに依存しないサービスを基本理念として、以下のような継続的運用改善を行います。

  1. インシデント削減
    運用フェーズにおいて定期サーバリブート時に出力される通知不要な通信断の大量メッセージに対し、運用ツール標準機能では抑止できないため、スクリプトによる作り込みで抑止し、運用業務負荷の軽減を図る。
  2. 稼働統計取得
    システムの障害予防策として、メールサーバの送受信件数を取得したいが、標準MIB/拡張MIB、運用ツールでも取得できないため、標準化技術のMIBをカスタマイズして稼働統計を可視化する。
  3. 運用サービス再設計
    運用サービスへの追加要望を受け、月次レポートで報告する項目にメールサーバの送受信件数を加えるため、運用要件/サービス設計への影響範囲を確認し、再設計する。